南アフリカのワインです。
カノンコップ ピノタージュ 2014をテイスティングしました。
場所は、南アフリカワイン専門店のみたまり酒店さんの
年末南アフリカワイン&ディナー会です。
過去記事:大阪放出 みたまり酒店の年末 南アフリカワイン会に行ってきた
昨日2006年ヴィンテージをやっていますが引き続き14年です。
カノンコップは南アフリカのステレンボッシュに位置するワイナリー。
4代にわたる家族経営のワイナリーで、敷地面積は125ha、ブドウの栽培面積は100haに及びます。
「カノンコップ」というワイナリー名はケープ湾に入港することを知らせる大砲の意のようで、17世紀ごろに用いられていました。ワイナリーのラベルにも大砲の絵が記載されています。
特にピノタージュの老舗として知られており、植樹面積は全体の50%がピノタージュで構成され、次いでカベルネソーヴィニョン35%と続きます。最高級キュヴェには「ブラックレーベルピノタージュ」が君臨します。
マスターオブワインの称号を持つ、ティムアトキンが独自にレーティングをしている”南アフリカ格付け”について、このカノンコップは格付けが開始されたタイミングから4年連続「第1級」に君臨します。
2014年ヴィンテージはプラッターズガイド星4つです。
■カノンコップ ピノタージュ 2014

香りは石を思わせる硬質的なニュアンス。
ハムのような燻製香、チョコレートやキャラメルのような甘い要素。
特にチョコっぽい印象は強くあります。
果実はブラックベリーにシャボンのような清涼な香り立ち。
基本的には香り立ちは開いていません。
時間の経過で、わずかにトマトやチェリーを思わせる酸味があります。
木質的(オーキー)な印象はなく、ビターで、
チョコやキャラメルのような樽感が前に出ています。
味わいはビターな印象が前に立っており、
特に香り同様チョコのニュアンスが強くあるように感じます。
キャラメルのような甘さ、ブラックベリー。
アルコール感はハツラツとしており、香りのイメージを伝えた
ビターさとブラックベリー感がしっかりある作りで、
口の中ではあまり拡散的ではありません。
ややまろやかな印象は過去試飲した時よりは感じ、
良くなっている印象があります。
余韻は味わいのイメージをそのまま引っ張ります。
チョコのようなビター感が口中に残ります。

ワイナリーの記載では飲み頃は2016年以降で、2028年を過ぎてもピークを迎えない予想。
06年と比較すると、当然ですがチョコやブラックベリーのような味わいが14年はしっかりと出ており、
果実味(閉じていますが)が前に出ています。
あまりプレッシャーですとか密度という言葉を書いていないので、
方向感としては、06年同様、あんまりガツガツとしていない、
軽やかさを感じる体躯になっていくのかなと思います。
過去1回グラスで飲んでいて、今回改めてという所ですが、
少なくとも回を重ねるごとに良くはなっています。
ただ、これがピノタージュ!という感じも今の段階ではビシッと言えず
忍耐が必要なワインのように思います。
このワインはもう何年か待たないとという所でしょう。
勉強になった1本でありました。

ちなみに、みたまりソムリエ作のチョコブラウニーにはとてもよく合ってました。

カノンコップ・ピノタージュ 2014Kanonkop Pinotage赤ワイン 南アフリカ
最安はココスさん。南アのいいとこのワインも平気で2割引きな有り難いお店。
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カノンコップ ピノタージュ 2014をテイスティングしました。
場所は、南アフリカワイン専門店のみたまり酒店さんの
年末南アフリカワイン&ディナー会です。
過去記事:大阪放出 みたまり酒店の年末 南アフリカワイン会に行ってきた
昨日2006年ヴィンテージをやっていますが引き続き14年です。
カノンコップは南アフリカのステレンボッシュに位置するワイナリー。
4代にわたる家族経営のワイナリーで、敷地面積は125ha、ブドウの栽培面積は100haに及びます。
「カノンコップ」というワイナリー名はケープ湾に入港することを知らせる大砲の意のようで、17世紀ごろに用いられていました。ワイナリーのラベルにも大砲の絵が記載されています。
特にピノタージュの老舗として知られており、植樹面積は全体の50%がピノタージュで構成され、次いでカベルネソーヴィニョン35%と続きます。最高級キュヴェには「ブラックレーベルピノタージュ」が君臨します。
マスターオブワインの称号を持つ、ティムアトキンが独自にレーティングをしている”南アフリカ格付け”について、このカノンコップは格付けが開始されたタイミングから4年連続「第1級」に君臨します。
2014年ヴィンテージはプラッターズガイド星4つです。
■カノンコップ ピノタージュ 2014

香りは石を思わせる硬質的なニュアンス。
ハムのような燻製香、チョコレートやキャラメルのような甘い要素。
特にチョコっぽい印象は強くあります。
果実はブラックベリーにシャボンのような清涼な香り立ち。
基本的には香り立ちは開いていません。
時間の経過で、わずかにトマトやチェリーを思わせる酸味があります。
木質的(オーキー)な印象はなく、ビターで、
チョコやキャラメルのような樽感が前に出ています。
味わいはビターな印象が前に立っており、
特に香り同様チョコのニュアンスが強くあるように感じます。
キャラメルのような甘さ、ブラックベリー。
アルコール感はハツラツとしており、香りのイメージを伝えた
ビターさとブラックベリー感がしっかりある作りで、
口の中ではあまり拡散的ではありません。
ややまろやかな印象は過去試飲した時よりは感じ、
良くなっている印象があります。
余韻は味わいのイメージをそのまま引っ張ります。
チョコのようなビター感が口中に残ります。

ワイナリーの記載では飲み頃は2016年以降で、2028年を過ぎてもピークを迎えない予想。
06年と比較すると、当然ですがチョコやブラックベリーのような味わいが14年はしっかりと出ており、
果実味(閉じていますが)が前に出ています。
あまりプレッシャーですとか密度という言葉を書いていないので、
方向感としては、06年同様、あんまりガツガツとしていない、
軽やかさを感じる体躯になっていくのかなと思います。
過去1回グラスで飲んでいて、今回改めてという所ですが、
少なくとも回を重ねるごとに良くはなっています。
ただ、これがピノタージュ!という感じも今の段階ではビシッと言えず
忍耐が必要なワインのように思います。
このワインはもう何年か待たないとという所でしょう。
勉強になった1本でありました。

ちなみに、みたまりソムリエ作のチョコブラウニーにはとてもよく合ってました。

カノンコップ・ピノタージュ 2014Kanonkop Pinotage赤ワイン 南アフリカ
最安はココスさん。南アのいいとこのワインも平気で2割引きな有り難いお店。
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