ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2016年10月

南アフリカ ケープハイツ カベルネソーヴィニヨン 2015を飲む

南アフリカのワインです。ケープハイツ・カベルネソーヴィニヨン2015を飲みました。

ケープハイツはフランスでもワイナリーを手掛けるブティノ社が南アフリカでも展開するワイナリー。
いわゆるデイリーレンジのワインで、カベルネソーヴィニョン、シラーズ、シャルドネ、シュナンブラン、ヴィオニエと5つくらいシリーズで出ています。価格帯輸入元価格で950円です。

以前、ヴィオニエを飲んで割と気に入っています。
今回はカベルネソーヴィニヨン。産地は南アフリカ ウエスタンケープ。カベルネソーヴィニヨン100%とのこと。


■ケープハイツ カベルネソーヴィニヨン 2015
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プラム、ブラックベリー、コショウ、青い茎
張った果実の皮のイメージ、皮のベルト、鉄、ハーブ、チョコやカラメルっぽさ。
全体的にビターでツンとした印象が先行します

味わいは香りほどビターではなく、比較的軽やかです
プラムやカシス、ブラックベリー、コーヒー、コショウ。土や皮製品のイメージ。
スパイスを感じるやや辛口。スムーズな酸を感じます。
タンニンは主張せず、やはり果実の皮のような印象があります

アルコールはハツラツとしていますが、ボディについてはあまりないように感じます。

二日目はよりプラムっぽさやカシスっぽさ、
皮っぽい青さが立っていると言うか少々飲みづらい印象が強くなってきました。

数日放置しておくと、若干ブルーベリージャムっぽさが経ってきて、いくぶん落ち着いてきました。
飲みにくい場合は数日に分けた方がいいかと思います。

さて、少々香りのイメージとは裏腹に
思ったよりはボディ感はほどほどで中庸です。ガッツリ濃いのが飲みたい!という方にはもう一つかなと言う気がするてんと、その分、青さが割と立っているので、個人的には白のヴィオニエの方が優秀な印象があります。


とはいっても、最近のチリワインの安いものもヴィンテージが新しいものが主流で、同じようにコショウ感というか、ツンツンしたものが非常に多いので、コスパは900円アンダーと言う前提であればぼちぼちかなと。
味わいが突出していないので、料理とは合いそうです。
特にトマトソースを使った料理と合わせるなど、汎用性はありそうです。


ということで、2種飲んだ限りでは、ケープハイツは白のヴィオニエがオススメ。
カベルネはちょっと落ち着くまで待った方が良いかもしれません。参考になった1本です。



【南アフリカ】【赤ワイン】ケープ・ハイツ カベルネ・ソーヴィニョン 2015[ミディアムボディー]



【南アフリカ】【白ワイン】ケープ・ハイツ ヴィオニエ [辛口]

麦ちゃん評価はこの2種ともに3.75点。私個人的には白は結構いい感じ。



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南アフリカ ロバートソン・シャルドネ 2014をテイスティング

南アフリカのワインです。
ロバートソンワイナリーより、ロバートソン・シャルドネ 2014をテイスティングしました。

ロバートソンワイナリーは南アフリカのロバートソン地区に位置する大手ワイナリー。
南アフリカでは3番目の規模感を誇るとのことです。

設立は1941年で、ファーストヴィンテージは1984年。
元は古い教会を改修し、セラーとして再利用するところから始まっているようです。
35もの農家と契約を結んでおり、公式サイトなども見ると7世代にわたる共存と共栄を行っているようです。

公式サイトに歴史はざざっと載ってますので(Google翻訳かけて、一番下に年表載ってますのでそれが参考になります)合わせてご覧いただくのがよいかと思います。

合わせて、輸入元さんのページも御覧ください。
参考:ロバートソン - マスダの南アフリカワイン専門店

こちらのシャルドネはエントリーレンジ。
上位レンジにNo.1 CRシャルドネという新世界感あふれる素晴らしいワインがありますが、本日の記事はエントリーレンジの方です。


■ロバートソン シャルドネ 2014
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輸入元価格は1,300円。

香りは土を思わせるアーシーな香り。
ミルキーさやゴムや皮製品やを思わせるような香り立ち。
アンモニアのような香り、マヨネーズのような酸味などがあります。
全体的にはツンとした、ドライな印象が湧きます。


味わいは、香りのイメージ伝え、土のようなアーシーさ、
皮製品やグレープフルーツのような苦味。
シトラスのような柑橘の要素などがあります。
香りのイメージ通り、ドライでありますが、ボディはしっかりしていて肉厚です。


皮製品を思わせるニュアンスを是か非かととるかで好みはわかれるかなという印象です。
千円台のワインとしては、玄人向けなのかなと思います。

少し寝かせておきたいイメージが湧くほど、路線としてはドライなワインかと思います。
皮製品のようであったり、グレープフルーツのような苦味であったり、
あまりキャッチーさがないのがこのワインかなと思います。


価格帯も考えると、お料理と合わせるのがいいように思います。
しっかりと味の付いたチーズであったり、パスタであったり、
お互いのボリューム感を押し上げるようなイメージが良いのかなと感じます。


一度ボトルでゆっくりと飲んでみたいと思います。参考になったワインでした。



【南アフリカ】【白ワイン】ロバートソン・シャルドネ 2014 [辛口]

ヴァンヴァンさんのほか、大阪だとスーパーマーケットの阪急オアシスで売っていた(はず)です。


先日、安ワインで長年サイトを運営されている「安ワイン道場」さんが、このワイナリーのソーヴィニヨンブランを記事にされてました。合わせてご覧ください。


安ワイン道場様
安ワイン道場:ロバートソン・ワイナリー ソーヴィニョン・ブラン 2015

※画像はサイトのスクリーンショットより



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割田屋でドメーヌ・ゴビー ムンタダ 2013が入荷

楽天内の割田屋(わりでんや)さんで、フランスのドメーヌ・ゴビーよりコート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ルージュ ムンタダ 2013が入荷しています。


コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ルージュ『ムンタダ』[2013]ドメーヌ・ゴビー

2000年ヴィンテージの当該ワインが
2001年に開かれたVINEXPOにおけるブランドテイスティングで
フランスの20万円クラスのワイン「ル・パン」に勝ったという話から
「ルパンに勝ったワイン」として知られます。

13年ヴィンテージ評価はお店の説明ページによるとWA(eRobertParker.com)で94-97点の高評価とのこと。
シラー、カリニャン、グルナッシュのブレンド。


以下のワインも入荷しています。



コート・ド・ルーション・ヴィラージュ・ルージュ『レ・カルシネール』[2010]ドメーヌ・ゴビー

こちらはエントリーレンジ。2千円台。
目立った評点はありませんでした。
参考:Wine Searcher.com




コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ルージュ『ラ・ジャス』[2011]ドメーヌ・ゴビー

赤のラ・ジャスはWA(eRobertParker.com)96点。価格は税込みで8千円台。ムールヴェードル100%。




コート・カタラン・ブラン『クーム・ジネスト』[2008]ドメーヌ・ゴビー

お店の説明によるとWA(eRobertParker.com)93点とのこと。価格は税込みで8千円台。
グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリのブレンド。


ご紹介でした。



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五銭やでクスダ・ワイン ピノノワール 2014が入荷

楽天内の五銭やさんで、ニュージーランドの日本人醸造家のワイナリー
クスダ・ワインズよりクスダ・ワイン ピノノワール 2014が入荷しています。



クスダワイン ピノノワール[2014]750ml

2014年2月に放送された「世界!ふしぎ発見!」でニュージーランドで活躍する日本人醸造家として特集され、一躍認知されるようになりました。

こんなに高かったっけ…という気もするのですが、お探しの方はどうぞ。



クスダワイン リースリング[2015]750ml

リースリングも販売しています。こちらはピノの半値ほど。


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南アフリカ ポールクルーバーシャルドネ 2014を飲む

南アフリカのワインです。
ポールクルーバー シャルドネ 2014を飲みました。

ポールクルーバーは南アフリカを代表する生産者と言っても差支えないでしょう。

南アフリカのエルギン地区に位置します。家族経営で、設立は1896年と歴史がありますが、その歴史の大半は農家(リンゴ園)によるもので、ワインづくりに関しては20年程度とのことです。

現在の醸造家のアンドリュース氏がポールクルーバー家の長女と結婚し、ネダバーグ社と言う所からポールクルーバーに移ってきます。これがワイン造りのスタートとのこと。

直近で、エルギン地区に関しても日本の輸入が増えてきました。この辺の経緯など、輸入元さんの解説ページが参考になるので(ポールクルーバー云々も書いてあります)ご参考を。

参考:エルギンのテロワール | 南アフリカワイン日記|MASUDA South African WINE ~人と自然にやさしいワイン~


ミドルレンジは日本内でも2千円台で買えると言うリーズナブルさがウリ。上位レンジにセブンフラッグスと言う銘柄が存在しますが、そちらは7千円クラスなので、こちらのミドルレンジが光ります。

シャルドネは特に人気が高く、品質もトップクラスに安定しています。
実際、2014年ヴィンテージはWA93点と高得点を獲得しています。

一方で、直近の15年ヴィンテージは収穫前の花の結実が悪く、収穫量が極端に落ちたため、販売割り当てになっています。2千円台のワインですけど、早めに確保した方が良さそうです。

今回の記事は前年ヴィンテージの14年です。どうでしょうか。




■ポールクルーバーシャルドネ 2014
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香りは麦のようなイメージ、花梨の飴、木質香、ミルキーな要素、
レモンなど肉厚な印象があります。

味わいはフレッシュな酸、レモンのような柑橘
ピーナッツのような香ばしさ、マロンクリームのようなイメージ。
全体的に酸が豊かながら、輪郭がしっかりしています。
ぼてっとした印象がないので、新世界っぽさよりはエレガントさが立っている印象です。


翌日以降もへこたれることがありません。
日ごとに麦っぽいイメージに加え、パイナップルやトウモロコシのような甘いイメージなどが混ざり、ボリューム感が増してくる印象があります。ナッティーな要素も感じ取れ、余韻にはカスタードプリンのような甘さが残ります。ダレた印象がありません。

試しに、20日とか30日とかダラダラと試飲のように日々飲み続けてみたのですが、変に酸が立つこともなく骨格がビシッとしています。
エボルタ(乾電池)のCMかと言うぐらい、持ちが良い。
ビシーっ!とまっすぐと線が立ったワインだと思います。


酒量の少ない人がチビチビと冷蔵庫にでも入れて、ゆっくり楽しむと言う時はとても良い選択肢になるかと思います。是非とも大きめなグラスで楽しんでほしい所です。



うーん、南アの白を知る上で外したくないのが
このポールクルーバーだと思いますが、相変わらずとてもバランスがとれていてよいと思います。

何度かこのブログでは試飲のレベルを含め複数回取り上げていますが、南アの白の個人的な指標ともいえるワインです。
時折、良い南アの白を見つけて「これは…ポールクルーバー超えたか??」と思うんですが
結局、改めてこのワインを飲むと「あぁ、やっぱりポールクルーバーは凄いわ」と思い知らされるわけです。

アルコール感は荒々しさが残るものの、
ハードパンチャーではなく、中庸に整っています。それゆえ飲み疲れないと言うかスイスイと飲めるバランスがあります。
「こうあってほしい」が詰まっている優等生感が感じられる1本です。


14年のヴィンテージですので、さすがに若いですが、先に述べたように、開栓後の日数は相当に持ちます。

ポールクルーバーのエステートは、とりあえずこのシャルドネとゲヴェルツですね。
いずれも酸の輪郭があって、奥行きが感じ取れるかと思います。

この価格帯ですが、忍耐のある方は是非とも寝かせておいてほしいです。
開けてしまった方は、何度も言いますが、数日に分けて楽しんでほしいです。とても良い1本です。



ポール クルーバー シャルドネ 2014

あれ、14年が1本だけある。購入の方はお店に在庫あるかご確認ください。


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