ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2016年04月

南アフリカ ポールクルーバー ヴィレッジ・ピノノワール 2013をテイスティング

南アフリカのワインです。
ポールクルーバー ヴィレッジ・ピノノワール 2013をテイスティングしました。

ポールクルーバーは南アフリカのエルギン地区に位置します。
家族経営のワイナリーであり、冷涼な産地を生かし、
ピノノワールや白品種を得意としています。

ティムアトキンによる南アフリカワイン格付けは第1級。
2013年の格付け開始後から、最新版まで第1級をキープし続けている生産者です。

トップレンジは「セブンフラッグス」レーベルのピノノワールとシャルドネ。
その後、エステート版と続き、今回のヴィレッジピノノワールはおそらくセカンド格に当たります。

価格はエステート版から比較して500円ほど安いです。
もとのエステート版が三千円切りますからね。どうでしょうか。


■ポールクルーヴァー ヴィレッジピノノワール 2013
image


香りは土やマッシュルーム、ラズベリーを思わせる赤い果実、
動物香、ミルキーなー要素、洗剤のようなツンとしたフローラルな香りなど。

全体的にはハツラツとしたアルコール感を感じ、
それとなく甘いニュアンスが立ち込めます。

味わいは香りのイメージから発展します。
かなり甘さが先行し、抽出は高めな印象を受けます。

ラズベリーやチェリー、茎のような青い葉のイメージ。
余韻にはカラメルのような味わいが広がります。


メモに「甘い!濃い!」と記していましたが、
それぞれの要素が整いながらも、キャッチーな路線に仕上がっていると思います。

イメージとしてはこちらもやはりカリフォルニア的なイメージが強く、
社交的な1本として見たいところではあります。


いわゆるセカンドレンジという位置づけの1本ではありますが、
後に記すエステート版とは好みによりますかね。

なんとなく女子受けしそうというか、ワイワイ楽しむ場で役に立ちそうな一本です。


village
ポールクルーバー・ヴィレッジ・ピノノワール - マスダの南アフリカワイン専門店


販売は輸入元の公式サイトから。


熊本地震に関連した「募金サイト」へのリンクについて


当ブログは通常通り更新いたしますが、
先般(4/14)以降発生した平成28年熊本地震におきまして、当面記事最後に「Yahoo!ネット募金」ならびに「楽天クラッチ募金」のリンクを張らせていただきます。

【Yahoo!基金】熊本地震災害緊急支援募金 - Yahoo!ネット募金
http://donation.yahoo.co.jp/detail/1630023/



熊本地震被害支援募金 楽天クラッチ募金│社会貢献活動:楽天株式会社のCSR
http://corp.rakuten.co.jp/csr/contribution/kumamoto_201604.html



「しない善より、する偽善」とその昔、大手掲示板でも申してましたので…。
Yahoo!ネット募金は「Tポイント」によるポイント募金が出来ます。
楽天クラッチ募金は「楽天スーパーポイント」による募金が出来ます。



オススメ記事一覧


南アフリカ ブーケンハーツクルーフ 垂直・水平試飲会 「七つの椅子の会」に参加
南アフリカ クリスタルム・マバレル ピノノワール 2014を飲む
大阪 ルクア イーレのフレンチおでん&ワインの居酒屋「赤白(こうはく)」に行ってきた
サントリー「日本ワイン×日本料理」ブロガーイベントに参加しました
「ワイン一年生」という本がおもしろい!ワイン初心者はこれを読め!!!

フィッチでエマニュエル ルジェ ブルゴーニュ・パストゥグラン 2013が販売

ワインショップフィッチさんで、
エマニュアル・ルジェのブルゴーニュ・パストゥグラン 2013が販売しています。


[2013] ブルゴーニュ パストゥグラン(エマニュエル・ルジェ) Bourgogne Passetoutgrain(Emmanuel Rouget )

アンリ・ジャイエの後継者として知られる生産者の裾物です。



【送料無料(クール代別途)】エマニュエル・ルジェ 2013年3本セット


なお、こちらは村名ヴォーヌロマネを含む3本セット。
いずれも高額ですが、お探しの方はご検討いかがでしょう。

アサヒヤワインセラーで四恩醸造 クレマチス ロゼ・橙 再入荷

楽天内のアサヒヤワインセラーさんで、
四恩醸造のクレマチス ロゼ・橙が販売しています。


[2015] 四恩醸造クレマチス・ロゼ -




[2015] 四恩醸造クレマチス 橙 -


それぞれおそらく再入荷と思われます。
山梨県のワイナリーで、日本の食卓に合うデイリーワインを信条としておりますが
固定ファンが多く、すぐに在庫が無くなってしまうワイナリーです。

ご検討いかがでしょうか。


南アフリカ キャサリン・マーシャル ピノノワール リザーヴ 2012をティスティング

南アフリカのワインです。
キャサリン・マーシャル ピノノワール リザーヴ 2012をティスティングしました。

キャサリンマーシャルはその産地をエルギンとして、
代表品種はピノノワールとソーヴィニヨンブラン。

キャサリン・マーシャル・ワインズは1997年の設立。
南アではガレージワイナリーの一つであるようです。
ワインメーカー&セールスマーケを担当するキャサリン・マーシャル女史はブルゴーニュ、サンテミリオン、カリフォルニア(ソノマ、オレゴン)と様々なワイン産地での経験を積み帰国。
南アへの帰国後はケンフォレスターやアマニなどでも経験し独立したようです。

小規模ワイン生産者の「ガレジスト」の団体に参加し活動を行っているとのことです。
ぶどう畑こそが全てであり、収穫された果実を率直にワインに仕上げることをワイン造りの哲学としているようです。
(参考:南アフリカワインのすべて―南アフリカワイン検定公式テキストブック
、ほかワイナリー公式)

輸入元は株式会社マスダです。


■キャサリン・マーシャル・ピノノワールリザーヴ 2012(7月入荷予定とのこと)
image


12年はプラッター星4つ。ティムアトキン91点とのこと。
参考までに13年もプラッターズ星4つ。ティムアトキンは下がり89点。

輸入元予定価格は5,200円(本体)


色は淡く、香り立ちはマッシュルームや紅茶のような要素。
アメリカンチェリーに木質香。ブルゴーニュ的なイメージが湧きます。


味わいはプラムの皮、チェリー、イチゴのヘタのような青いイメージを感じ取れます。
石のようなチョーキーさも感じ取れ、
かつ赤い果実、青い葉の要素がしっかりしている為、
透明感やピュアさ、ミネラルウォーターみたいなサラサラとしたイメージが湧きます。


「リザーヴ」とある事から樽の要素も飲む前は想像してしまいそうですが、
樽の要素は溶け込んでおり、非常にきれいで美しい一本です。



ブルゴーニュ的という点ではこの日試飲している南アの中では一番近い印象でした。
ハッキリした果実や葉のような青い要素、アルコール感もハツラツしたイメージがあるので、
ニュイサンジョルジュ的なイメージでしょうか。


構成は比較的シンプルであり、かつ余韻まで透明感があるので、
おどろき、というよりは落ち着くイメージの一本です。


試飲のレベルだったので、本来大きなグラスで楽しむべき一本でしょう。
5千円という価格もかんがみると対抗馬は、ピンポイントで村名ブルゴーニュの代替え、ですかね。
非常に優等生的な1本でした。

南アフリカ ブラハム 樽熟成 シュナンブラン 2014をテイスティング

ドメイン・ブラハムの設立年度は2001年。
そのメインを南アフリカのパール地区としています。
醸造家兼、弁護士という肩書をもつヒーシー女史によって造られるワイナリーです。

「女性弁護士によるワイナリー」と輸入元も評しており、
ブラハムの敷地として結婚式場もあるわと、なにやらシャレオツな雰囲気があります。

ブラハム
http://www.domainebrahms.co.za/

※画像はブラハムのワイナリー公式のスクリーンショット


こちらのブラハム 樽熟成シュナンブランは2千円程度のワイン。
対としてアンウッド(樽を使わない)シュナンブランもあります。


■ブラハム 樽熟成 シュナンブラン 2014
image



香りはレモンやシトラス、花梨、小麦やバニラなど。
柑橘の風合いと、オークワを思わせる香ばしい香り立ちがしっかりとあります。

味わいは小麦やトウモロコシ、花梨にバニラ。
酸は強く、豊かに感じますが、穀類を思わせるふっくらとした仕上がりで
ボリューム感ある味わいです。

余韻はコーンのような甘く香ばしい風合いが長く続きます。

全体的に少々荒々しいイメージが湧くものの、
チグハグとしている感じは薄く、全体的にバランスは取れていると思います。


先般記事にした、同価格帯のベリンガムシャルドネはちょい甘い感じで、こちらのブラハムは
シュナンブランっぽい小麦みたいな要素が強かったと記憶しています。
双方樽を利かせた白、という好みにはこたえられる内容だと思います。


こちらの「ブラハム樽熟成」は以前、百貨店の試飲即売会で早々に売り切れていたと聞いていたので、
ほんまかいな、と期待感を持っていましたが、これもいいですね。


前回の記事含めて、2千円台のシャルドネを連続して褒めている気がするので、
多少は冷静に振り返ってみるのですが、
全体的に骨格がビシッとしていながら酸とボリュームのバランスが良いので
悪く言いようがないという気もしています。


デイリーというにはちょっと上の価格帯にはなりますが、
これも「コスパ◎」と書いてました。
(コスパ◎の安売りをしているつもりはないのですが…)

満足感の高い一本ではないかと感じます。



ブラハム シュナンブラン 樽熟成 2014Brahms CheninBlanc白ワイン 南アフリカ

明らかに安いのはこちらのココスさん。何でもかんでも2割相場くらい安い有り難いお店です。


おすすめ記事一覧
  • 「南アフリカのワイン」が凄いのでまとめてみた
  • ワインのおすすめはこれだ!一度は飲みたい2,000円台のワインまとめ
  • 「ワイン一年生」という本が面白い!ワイン初心者はこれを読め!!
  • 女子会に使える!甘くて飲みやすい白ワイン&スパークリングワイン
  • ボジョレーヌーボーよりこれを買え!2千円で世界感が変わるおすすめワイン
  • ティムアトキンMWの南アフリカワイン格付け2016が発表。15ワイナリーが「第1級」の評価。
  • ワインのおすすめは「南アフリカ」にあり!いますぐ飲むべきおすすめワイン5選
  • 黒人醸造家が手掛ける上質赤ワイン!南アフリカワイン アスリナ ウムササネ アフリカー[PR]
  • 夏だから飲みたい!3千円台で飲める週末おすすめの白ワイン決定版
  • サントリー「日本ワイン×日本料理」ブロガーイベントに参加しました
  • 【大阪】ワインを大阪一安く飲む方法を伝授する【試飲】
  • これぞ南アフリカワインのエレガント!?デイビッド&ナディア アリスタルゴス[PR]
  • ビジネスマンが選ぶべき、接待・贈答用におすすめのワイン銘柄とは
  • クリスマスに飲むべき!1万円未満の本気で美味い赤ワイン
  • 南アフリカのワイン会に参加して感銘を受けた話
  • 極上の味わい!甘口ワインの代表「デザートワイン」のおすすめ銘柄
  • 甘いものが苦手な彼に!バレンタインのプレゼント向けワインまとめ
  • amazonが高級ワインの品揃えを強化
  • カルディの甘口ワインは【これ1本】できまり!女子におすすめのワイン銘柄とは
  • 雑感:日本酒飲み比べ居酒屋から見る「ワイン」の見せ方とは
  • 【5分で選べる】母の日のプレゼントに使える!おすすめのワイン
  • 送別会・退職祝いのプレゼントに使えるワイン5選
  • まだ注文に時間を消耗してるの?高級レストランのワインの頼み方
  • マツコがディズニーシーで飲んだ「バラのスパークリングワイン」とは
  • 甘口ワインのおすすめはこれだ!ワインビギナーのための2千円以下の甘口ワイン3本
  • 南アフリカトップワイナリー ブーケンハーツクルーフ マークケント氏来日セミナーに行ってきた
  • 【東京】南アフリカワインの凄い店「アフリカー」実店舗に行ってきた
  • 大阪梅田「コウハク」でフレンチおでんとワインが美味い!絶対に試すべき料理とワインのすすめ
  • 女子必見!男性へのプレゼントにおすすめしたいワイン銘柄とは
  • 【超おすすめ】ワイングラスに「ダイソーの『うすぐらす』」をおすすめしたいその理由
  • 【ワイン】プロフェッショナル仕事の流儀に登場 日本人ブルゴーニュ醸造家 仲田晃司氏が手がける 「ルー・デュモン」とは
  • Twitter プロフィール
    KOZEのワインブログ管理人 / 読みは「こぜ」/ フォロバはしません / 南アフリカワイン / ギリシャワイン / スペインワイン / ブログ運営
    何か掲載内容に問題あればメールでも承ります。

    kozewine@gmail.com

    @は小文字に変換ください
    個人的なワインに関する質問、ご相談などはお受けいたしかねます。また、メールの確認頻度はTwitterなどに比べ落としていますので、レスポンスにお時間かかることがございます。ご了承くださいませ。


    記事検索
    カテゴリー
    ギャラリー
    • 南アフリカ リチャード カーショウ エルギン シラー クローナル セレクション 2019をテイスティング
    • エラスリス  マックス・レゼルヴァ カルメネール 2019をテイスティング
    • 南アフリカ ティーフック レッド 2019をテイスティング
    • ノヴム ピノ・ノワール ニュージーランド 2023をテイスティング
    • 南アフリカ コンスタンシア・エイトサッフ ソーヴィニヨンブラン 2022をテイスティング
    • 南アフリカ ケルヴィン フェク グルナッシュ ノワール 2022をテイスティング
    • 南アフリカ クリスタルム キュヴェシネマ 2019をテイスティング
    • 南アフリカ AAバーデンホースト セカトゥール シュナンブラン 2024をテイスティング
    • 南アフリカ ハッシャー ノーティカス・ソーヴィニヨンブラン 2023をテイスティング
    アーカイブ
    • ライブドアブログ