日本のワインです。ドメーヌ・オヤマダのBOW!赤 2014を飲みました。
ドメーヌ・オヤマダは日本の山梨県にある新生ワイナリーです。
醸造家の小山田氏は山梨のルミエール社にて栽培・醸造責任者の経歴を持ちます。
2014年に退職し、ドメーヌを立ち上げますが、
ブドウの販売や醸造を一部「四恩醸造」に回していた経緯もあり、
独立後は異常な人気が出ている生産者です。
現在のドメーヌ・オヤマダの醸造は、ペイザナ農事組合法人 中原ワイナリーと言う所にて行われています。
ペイザナ農事組合法人は小山田氏と、四恩醸造の小林氏が理事とのことです。
ドメーヌ・オヤマダのエントリーキュヴェは「BOW!(バウ!)」。
フラグシップは赤の「洗馬(せば)」。
2015年にはスパークリングワインの「祝(いわい)」がリリース。
その他の区画として、今後のリリース予定として、具体的に「日向」「万力」などのラベルが公開されているものの、これらはまだリリースには至っていません。
BOW!赤は山梨市萱刈(かやかり)のカベルネフランと、山梨市上神内川(かみかのがわ)のマスカットベリーAのブレンドとのこと。
購入後、エノテカのレンタルセラーに放り込んでかれこれ1年くらい経ってしまった1本です。さてどうでしょうか。
■ドメーヌ・オヤマダ BOW!2014赤
色は口紅のような鮮やかな赤。
香りは華やかでイチゴのようなベリーの香りやラムネのような清涼感が混在しています。
マスカットベリーA由来の香り立ちと分かり、ファンタグレープのようなフレッシュな香り立ちを感じます。
時間の経過でミルキーさが立ってきます。
茎のような香り立ちに、土、毛皮や燻製肉のような風合いも僅かに感じ取れます。
味わいは香りを率直に伝えますが、いくぶんの潮気や茎のような苦味が先行する時があります。
一口ごとに変動のある味わいで、華やかさの一方で、引き締まりのある印象を持ちます。
この引き締まりのある要素はおそらくカベルネフラン由来によるものと思われます。
酸は比較的おだやかで嫌味はありません。
スワリングをすると、華やかな香りと動物的な要素がくるくると変わるので飲んでいていて面白いですね。
一言でいうと、「ヒトミワイナリー キュヴェY」や「東京ワイナリー 東京ブレンド」で感じた
「ファンタグレープ的」な路線の赤だと思います。
フレッシュで、ブドウやラムネのような香り立ちが先行し、
出来れば大きなグラスで楽しむと面白い一本だと思います。
しかし、そこからカベルネフランのブレンドによるもの、と思うのですが、
ミルキーさや、動物的な要素などを感じます。
この複雑みがある分、少し毛色が違う印象を受けます。個人的には好印象です。
新しい事をやろうとしているんだろうなぁ、という気負いを感じます(と書くと偉そうになりますが…)
総評としては、初めて飲んだ銘柄となりますが、1年ほど待った結果、非常にいい塩梅になっていると思います。アルコールも11%だそうで、飲み口も軽やか。個人的には好きな路線です。
問題は、異様なまでの生産量の少なさと、購入が争奪戦という状況にあることでしょうか。
他の生産者(ヒトミワイナリーや東京ワイナリー)と比較して、じゃあどうかという部分については
「定価で買える前提ならば」このドメーヌ・オヤマダは、幾分軽やかさが目立つもののコスパとしては優秀ですし、面白い銘柄だと思います。
これが仮に入手難ゆえの値付け、例えば3千円を超えて販売されちゃう、などと言う事になってくるならば、他の生産者でもいいとは感じますが…。
思った以上に良かったです。
今後も応援したいワイナリーです。白もあるので近いうちに飲もうと思います。
バウ!ルージュ[2014]ドメーヌ・オヤマダ(赤ワイン)[S]
当時はタカムラさんで買いました。いまは当然売り切れちゃってます。
ドメーヌ・オヤマダは日本の山梨県にある新生ワイナリーです。
醸造家の小山田氏は山梨のルミエール社にて栽培・醸造責任者の経歴を持ちます。
2014年に退職し、ドメーヌを立ち上げますが、
ブドウの販売や醸造を一部「四恩醸造」に回していた経緯もあり、
独立後は異常な人気が出ている生産者です。
現在のドメーヌ・オヤマダの醸造は、ペイザナ農事組合法人 中原ワイナリーと言う所にて行われています。
ペイザナ農事組合法人は小山田氏と、四恩醸造の小林氏が理事とのことです。
ドメーヌ・オヤマダのエントリーキュヴェは「BOW!(バウ!)」。
フラグシップは赤の「洗馬(せば)」。
2015年にはスパークリングワインの「祝(いわい)」がリリース。
その他の区画として、今後のリリース予定として、具体的に「日向」「万力」などのラベルが公開されているものの、これらはまだリリースには至っていません。
BOW!赤は山梨市萱刈(かやかり)のカベルネフランと、山梨市上神内川(かみかのがわ)のマスカットベリーAのブレンドとのこと。
購入後、エノテカのレンタルセラーに放り込んでかれこれ1年くらい経ってしまった1本です。さてどうでしょうか。
■ドメーヌ・オヤマダ BOW!2014赤
色は口紅のような鮮やかな赤。
香りは華やかでイチゴのようなベリーの香りやラムネのような清涼感が混在しています。
マスカットベリーA由来の香り立ちと分かり、ファンタグレープのようなフレッシュな香り立ちを感じます。
時間の経過でミルキーさが立ってきます。
茎のような香り立ちに、土、毛皮や燻製肉のような風合いも僅かに感じ取れます。
味わいは香りを率直に伝えますが、いくぶんの潮気や茎のような苦味が先行する時があります。
一口ごとに変動のある味わいで、華やかさの一方で、引き締まりのある印象を持ちます。
この引き締まりのある要素はおそらくカベルネフラン由来によるものと思われます。
酸は比較的おだやかで嫌味はありません。
スワリングをすると、華やかな香りと動物的な要素がくるくると変わるので飲んでいていて面白いですね。
一言でいうと、「ヒトミワイナリー キュヴェY」や「東京ワイナリー 東京ブレンド」で感じた
「ファンタグレープ的」な路線の赤だと思います。
フレッシュで、ブドウやラムネのような香り立ちが先行し、
出来れば大きなグラスで楽しむと面白い一本だと思います。
しかし、そこからカベルネフランのブレンドによるもの、と思うのですが、
ミルキーさや、動物的な要素などを感じます。
この複雑みがある分、少し毛色が違う印象を受けます。個人的には好印象です。
新しい事をやろうとしているんだろうなぁ、という気負いを感じます(と書くと偉そうになりますが…)
総評としては、初めて飲んだ銘柄となりますが、1年ほど待った結果、非常にいい塩梅になっていると思います。アルコールも11%だそうで、飲み口も軽やか。個人的には好きな路線です。
問題は、異様なまでの生産量の少なさと、購入が争奪戦という状況にあることでしょうか。
他の生産者(ヒトミワイナリーや東京ワイナリー)と比較して、じゃあどうかという部分については
「定価で買える前提ならば」このドメーヌ・オヤマダは、幾分軽やかさが目立つもののコスパとしては優秀ですし、面白い銘柄だと思います。
これが仮に入手難ゆえの値付け、例えば3千円を超えて販売されちゃう、などと言う事になってくるならば、他の生産者でもいいとは感じますが…。
思った以上に良かったです。
今後も応援したいワイナリーです。白もあるので近いうちに飲もうと思います。
バウ!ルージュ[2014]ドメーヌ・オヤマダ(赤ワイン)[S]
当時はタカムラさんで買いました。いまは当然売り切れちゃってます。