ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2014年10月

ディアバーグ シャルドネ 2010を飲む

ワインブティックヴァンヴァンさんで、カリフォルニアのシャルドネ
「ディアバーグ シャルドネ 2010」を購入しました。



ディアバーグ シャルドネ サンタ・マリア・ヴァレー 2010 麦ちゃん評価4.4点、パーカーP93点

物凄く期待値をもって購入した一本です。
まず、WA誌によるパーカーポイント93点(飲み頃~2017年まで)という実力がありながら、価格は3,000円台である点。

さらに楽天内でも、味わいに力点を置いた品ぞろえのショップ
(私が個人的にお店のオススメを安心して買っているショップ)でも高評価な点。

カリフォルニアワインのYANAGIYAさんで
過去09年Vtgを2013年のMVPと言いきってしまったり、
参考:カリフォルニアワインのYANAGIYA販売ページ(09年Vtgで現在は完売)

今回の購入元であるワインブティックヴァンヴァンさんでも
店主ソムリエ麦ちゃんの評点が高かったりなど。
参考:ワインブティックヴァンヴァン 販売ページ

さてどうでしょうか。

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抜栓直後はキリッとした出で立ちながら
10~15分もすると香りが際立ってくる。

リンゴや黄桃、柑橘系はレモン。
樽熟成から来るナッツの香り、焦がしたような木質香、
時間の経過とともに若干の還元臭(卵やアンモニア)など。
香り立ちからミネラル感もある。

口当たりはトロッとしていて比較的オイリー。
酸味がしっかりと立っていて、同様にミネラル感もあるので
単純にこってりした感じではなく後味に凛とした印象を受ける。

味わいは複雑みがあります。
が、アルコール分も強めに感じますので、
抜栓から30分程度立ってからしっかり冷やして飲むのが良いと思います。

4日、5日経っても十分飲めます。
味わい自体の酸味は立ってきますが、
より穀類(トウモロコシを思わせる)や焦げたトーストの香り立ちが強くなって、
飲みごたえは維持しているように感じます。

いやいや…これで3,000円台ですか。素晴らしい。
5,000~6,000円くらいですよって言われても疑いようがない感じがします。

ムルソーだとかそういうコッテコテむちむちの樽ドネ系ではなく、
果実み、柑橘系の酸味をしっかり残しながら、
複雑みを足していったタイプの白ワインです。
たとえが微妙ですが、スレンダーでナイスバディのお姉さんと言う感じでしょうか。

前述の通り、アルコール分をしっかり感じるので
個人的にはもう2、3年待ってももっと素晴らしいワインになるのではと思います。

今飲んでも美味しく、少し待っても期待感があるワインです。

是非ともワインを飲み始めたばかりの方は
高い白ワインにチャレンジする前にこちらは飲んでほしいですね。
コストパフォーマンスとしては大変優秀な部類です。
文句なしにオススメします。

ディアバーグ シャルドネ サンタ・マリア・ヴァレー 2010 麦ちゃん評価4.4点、パーカーP93点

ミッシェル・グロ ヴォーヌ・ロマネ1級 クロ・デ・レア 2011をテイスティング

タカムラワインハウスさんの実店舗で
ミッシェル・グロのヴォーヌ・ロマネ 1級 クロ・デ・レア 2011をテイスティングしました。


ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア[2011]
ミッシェル・グロ(赤ワイン)


ブルゴーニュの名手ジャン・グロの後継者であるミッシェルグロ。
今回飲んだ「クロ・デ・レア」はジャン・グロ氏から
1995年に相続した単独所有畑(モノポール)となります。

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フランボワーズやハムを感じさせる燻製香、グリセリンのような科学臭、
味わいもスモーキーな要素が口に広がり、
酸味と相まって料理めいています。

時間の経過とともに蜂蜜やワッフルのような甘露なニュアンス。草のような青さも少しある。
口に含んだ時の印象はやはりベーコンや生ハムのような感じが強い。

「ハム、いや、ベーコン、ハム」と頭の中をよぎりながら試飲していました。
先に述べたような独特の肉のニュアンスがかなり強く、
ブルゴーニュには手の出ない私などが飲むと新しい世界が広がりますね。

チャーミングや繊細さと言うよりは
もっと寝かせたら物凄く動物の匂いがぶわんとやってきそうな
ワイルドなタイプの作りではないかと感じました。

ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア[2011]
ミッシェル・グロ(赤ワイン)

ベンチマーク カベルネ・シラーズ2012を飲む

オーストラリアの「ベンチマーク カベルネ・シラーズ2012」を飲みました 【[2012] ベンチマーク・カベルネ・シラーズ(スクリューキャップ) 私これをエノテカさんがちょくちょく阪神百貨店などで売り出している ワインのお楽しみ袋で購入したわけです(1,500円くらい) 当たりはシャンパーニュなど「なで肩タイプ」のボトルが多く、 わざわざ袋の上から触って買ったわけですが、 まぁ、このベンチマークが数百本単位で用意されていると後から気がついたわけです。 (店頭でキチンと当たり本数は記載されているのですが…) ですので、お楽しみ袋の中での一番下の等(6等か7等かは忘れました)のワイン。 まったく期待せず飲んでみたわけです。 グラント・バージという1855年から経営をする老舗ワイナリーの一本。 カベルネ・ソーヴィニヨン 約50%、シラーズ 約50%のセパージュ。 スクリューキャップです。 何故か開けたら噛み合わせが悪いのか閉まらないという 悲しい事態になりましたが…。 香りはブルーベリーやヨーグルト、プラム、カラメル、スパイスなど。 カベシラ(カベルネ・シラーズ)の割には 味わいは初日は軽く、すっきりと終わってしまったので (1週間立ったプリミティーヴォの方が旨かった) 翌日も再度飲んでみました。 よりシラーらしい後味が際立ってきていました。 カベルネの要素は香り立ちの土などの要素はあるものの少しおとなしめ。 後味に青い葉のようなニュアンスが立ってきて味わいが複雑に。 しっかりと開かせてから楽しみたい一本です。 とはいえ、お料理と一緒に楽しみたいタイプのワインです。 個人的には先般飲んだ南アフリカの 「ゴーツ・デュ・ローム」並みの印象かなぁ、と言う所です。 1,500円手前くらいで抑えてほしい価格並みという印象があります。 (実際、エノテカオンライン見てみたらENOTECA Online 20%OFF以上!ラスト在庫セール!で1,200円台まで行ってますね…) ちなみにお楽しみ袋を売っていた店員さんが言っていました。 「高いワインはボトルの作りがしっかりしているから、より重い方がいい」 なるほど、今回はボトルの形状だけしか見てなかったので 次回は重さ重視で頑張ってみます。

シャトー・マルゴー2006をテイスティング

タカムラワインハウスさんの実店舗の有料試飲です。
いわずもがなの5大シャトー「シャトー・マルゴー2006」をテイスティングしました。


シャトー・マルゴー[2006]年・メドック・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・メドック格付第一級

WA誌では94点を獲得。
飲み頃は今~2034年ごろまで。

セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロー4%、
プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン2%です。

ボトルの価格は59,000円
有料テイスティングは
10ml 1,350円
25ml 3,350円
50ml 6,400円
です。

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鉄や鉛筆を思わせる香り、土や埃を感じるアーシーさ、動物香などの要素。

最初はおとなしく、しばらく経つと石のようなミネラリーな香りが立ち、
風格をましてきます。

口に含むと透明感がありシルキー。イチゴのような赤い果実み、
あとからエレガントな木質香(西洋杉)、鉛筆のニュアンスが、押し寄せてきます。

うーん…非常にエレガントな作りなのは間違いなく、
特にセパージュからは想像するような重さはなく、
むしろ軽やかさと重厚さがバランスよく整っている印象を受けます。

ただ、率直に閉じている印象は強く、まだまだ飲んではいけないのでしょう。
たとえば「うわ!何これ!すごい!」みたいな感覚には私のような味覚ではなかなか感じられず、
現時点でこれが6万円弱、というのは難しい世界だと感じています。

初めてのマルゴーですが、貴重なテイスティングだったと思います。

シャトー・マルゴー[2006]年・メドック・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・メドック格付第一級

円周率のワイン「π(パイ)2008」を飲む

京橋ワインさんで過去に購入した
π(パイ)2008を飲みました。

現行販売ヴィンテージは2009年。
半年くらい前に購入したものになります。

とにかく印象的なのはそのボトルに刻まれた円周率の数字。
畑の面積が3.14haにちなんで、πという名前が付けられたそうです。


パイ π 2009


産地はスペインのアラゴン州。
ブドウ品種はテンプラリーニョのクローンと言われる
土着品種の「コンセホン」100%で造られています。
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抜栓直後の香りはブラックベリーやヨーグルト(牛乳)、チョコレート。
30分くらいで焦がしたカラメルのような甘露な香り、
シナモンのような甘めのスパイス。

味わいはアルコール分を高く感じ、やや甘め。
ミルキーな味わいが最初に来て、スパイスの香りと共にカシスなどのベリーが続く。
アフターに僅かに樽のニュアンスがします。

時間が経つと徐々に強くなってくるのが
カラメルや焦がした甘露(ブリュレ)の要素。
2日目以降はカスタードプリンのような後味が口の中に広がります。

余韻はかなり短い印象です。
過去にも同ヴィンテージを飲んでいまして、その時に感じた
「最初にバッと花火のように開いて、余韻は短い」という流れは変わりません。

口に含んだ瞬間のインパクトがなかなかあるので、
味わい濃い部類の一本です。

2,000円程度であれば他に選択肢もあるのかもしれませんが、
とにかくボトルデザインが秀逸。
イロモノを思わせながら複雑みもあり今でも十分楽しめます。

パーティーや人の集まる所など汎用性は非常に高いと思われます。
08年ヴィンテージですがまだ若い印象もあり、保管しておいても大丈夫でしょう。

パイ π 2009
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