ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2014年08月

フォルサ レアル コート デュ ルーション ヴィラージュ 2006を飲む

ワインブティックヴァンヴァンさんでオススメされていた
フォルサ レアル コート デュ ルーション ヴィラージュ 2006 を飲みました。


フォルサ レアル コート デュ ルーション ヴィラージュ 2006

値段は税込でほぼ二千円。
ヴァンヴァンさんでもトップページの目立つ位置でオススメされており、
店主でありシニアソムリエの「麦ちゃん」がここしばらく猛プッシュされているワインです。

フランス南部ラングドックにある、
コート・デュ・ルーション地区のワイン。
地区最古、750年の歴史を持つ「ドメーヌ・フォルサ・レアル」が作ります。
標高は400mで日照は良好。果実みとエレガントさを備えたワインができるとのこと。


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これは素晴らしいワイン。値段も加味すると久々に大当たりという感じです。 セパージュがグルナッシュ80% シラー ムールヴェードルとあるのですが、
予想よりもエレガントです。

やや強めの酸味。抜栓直後はタンニン(渋み)が少し強めかもしれません。

しかし余韻は長く、黒いベリー香、樽香、牛乳のようなミルキーな風味、
土のような風合い、強めのスパイスの印象があります。
それもコショウとかではなくて甘くて辛いスパイス、ちょっとカレー粉のような感じです。

これはなかなか複雑みがあり、
高級なニュアンスを感じさせるフランスワインです。

少なくとも価格以上の満足度はあり、
ゆっくり飲めば3,000円は軽く超える価値はあるように思います。


なんとなくヘタる心配がありましたので 多少香りを犠牲にしても・・・と思いつつ バンキュバンをして2日目。ざっくり抜栓して半日経ったくらいになります。
(最近はバンキュバンせず保管してますがこの辺は直感で…)
木質香がよりアフターに残るようになってきて、
5千円…とはさすがに言いませんけど、それなりの価格のボルドーか何かと間違えますねこれ。
少なくとも2,000円とは思えません。
飲み頃のように思いますし、上記の価格以上は間違いなくあります。

よくある何千円のワインが何万円もするワインに匹敵!などとは違いますが、
バリュー感を考えますと秀逸。


南仏侮りがたし。週末用のワインとしてオススメです。


フォルサ レアル コート デュ ルーション ヴィラージュ 2006

サントリー「桔梗が原メルロー」をテイスティング

毎度の大阪「タカムラワインハウス」さんの実店舗で有料試飲です。

今日は国産ワイン。「桔梗が原 メルロー2007」です。


桔梗ヶ原メルロ[2007]年・フレンチオーク樽(アリエの森産&リーの森産)100%・新樽100%

昨今スーパーなどでもよく見かける、
サントリーの「プレミアムジャパン」シリーズの一本です。
セパージュはまんまメルローですね。

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ボトルでは約8,000円
試飲の価格は
25ml 400円
50ml 900円
75ml 1,200円
でした。


土や樽を思わせる香り
口に含むと木質香やバニラ、青々とした葉のニュアンス。
タンニンは穏やかでエレガントな部類に入るが、アフターは長い。
アルコール感は確かに感じるが飲み口がややソフトなのでスルスルいきます。



いわゆるメルロ特有のピーマン香が
木の葉っぱようなスケールの大きい青々した感じになったと言うか
奥行きのある味わいであることは間違いないです。

ただ、肝心の味わいのボディ感が抜けていると言うか
少し物足りなさを感じたのが正直なところ。
ボトルでしっかり飲めばまた変わってくるのでしょうが値段が値段ですしね。
バリュー感があるわけでもないですし、
まぁ、こんなもんかな…と感じた次第です。

この間、国産ワインコンクルールで金賞だと言う話題で
桔梗が原のワインが記憶に残っていたので
おーそうだこれこれと飲んだのですが、そちらはワイナリーがメルシャンでしたね。

過去のトピックもあわせてどうぞ。

国産ワインコンクールで「登美」を超えた「桔梗ヶ原メルロー 2009」

ポルトガル白の微発泡「ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ」を飲む

昨今話題のポルトガルのワインです。
値段は千円前後。
大阪ならばスーパーの阪急オアシスなどでも置いてあります。


ワイン王国五つ星獲得!ゴクゴクいける微発泡性”緑のワイン”ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ

ヴィーニョ・ヴェルデは“緑のワイン”の意味だそうです。
色は普通に白の微発泡ですが、「味わいからくるイメージカラー」とのことで…。

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レモンやライムを思わせる印象が強く、他に青リンゴなどの柑橘・フルーツ系の
フレッシュな味わいが口の中に広がります。

キリッとした辛口の味わいですが、
柑橘系の甘さが若干あり非常に飲みやすい部類に入ります。

非常に後味がさっぱりしているので食前酒としてはまずまず。
お料理に合わせるのはもってこいというか、合わない物を探すのが逆に難しい印象。
微発泡である点からも、ちょっとこじゃれた大人のサイダー的な感覚もします。


そこから余韻やら味のふくらみとかそういうのは期待できませんし、
ポルトガルワインだからすごい、とかそういう事は残念ながらありません。
それなりに価格相応のワインだと思います。
アルパカなど優秀なワンコインワインがそのまま背伸びして微発泡になりました的な。

数日経つと甘みも増し、トーストのような僅かな香りも出てはくるのですが、
同時にライムの皮などの青臭さも立ってきますので
キリッと冷やしてデイリー用として気軽に開けてしまうのが良さそうです。

わざわざ買う、というよりはお店で見つけたからついでに買うとか、
通販ならば同梱一本の枠として買う、という感じの使い方が望ましいです。

ワイン王国五つ星獲得!ゴクゴクいける微発泡性”緑のワイン”ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ

エール・ダルジャン2010をテイスティング

エール・ダルジャン2010をタカムラワインハウスさんで 有料テイスティングしました。 エール・ダルジャン[2010] ボトルでは9,800円 タカムラワインハウスさんの有料の試飲機械「エノマティック」の価格は 10ml 250円 25ml 600円 50ml 1150円 です。 先日2005をテイスティングしたばかりですが、 2010年ヴィンテージはどうでしょうか。 過去記事:エール・ダルジャン 2005を試飲する
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セパージュはセミヨンが47%のほか、 ソーヴィニヨン・ブランやソーヴィニヨン・グリ。 色はレモンイエロー。 香りは穏やかながら、ハチミツや黄桃を思わせる香り。 味わいはハチミツやトースト香、トロピカルフルーツなど。 硬質感がありアフターは上品。 しかし、後味の苦味がまだこなれてないのか 飲み頃にはそれなりの時間が必要な印象。 2005年と比較して当然ながら熟成感などは薄く、 また若干硬質感に振った味わいな点が印象に残りました。 今飲むならば少しふくらみの面で物足りないかも。 安いうちに購入しておいて、しばらくたってから飲むのが良さそうな一本です。 エール・ダルジャン[2010] オススメ記事一覧
シャトー・ディケム 2006をテイスティングクロ・レオ 2012をテイスティングシャトー・コス・デストゥルネル 1970をテイスティングシャトー・ラフィット・ロートシルト 1997をテイスティングエノテカ大阪「シャトー・ポンテ・カネ テイスティングイベント」に参加

ざっくりしたヴィンテージ検索にアプリ「WineRatings+」を使う

ワインスペクテイター誌が提供しているアプリ WineRatings+を最近ちょこちょこ見るようにしてます。 http://apps.winespectator.com/ 有料会員になるとワイン一本一本のレートなども見れるようですが、 無料会員でも地区ごとのヴィンテージチャートが出先でもざっくり見ることができます。
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こんな風に地区別が出てきて
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クリックすると国別(国によってはさらに地域別)で年代ごとのチャートがわかります。 たとえば13年のボルドーってどうなの??とか 南アフリカやポルトガルなどパーカーポイントにあまり掲載されないような ニューワールドの年ごとのチャートが知りたい! などというような時に役に立つかと思います。 国・地区によっては当然反映されていない年度もあります。 たとえばイタリアやスペインなどある程度の熟成年度をもってリリースするような地域は 2・3年前くらいのヴィンテージが最新になるわけです。 私がiPhone使ってますので他のスマートフォンの仕様はわかりかねますが、 Android対応的なアイコンもありましたので興味のある方はお試しを。 全て英語ですが何となく雰囲気で使えるアプリです。 ※もう1個同じページに「VintageChart+」という それっぽいページがありますがそちらは違います。 WineRatings+のアプリDLページからどうぞ。
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