タカムラワインハウスさんの実店舗で有料試飲です。
イタリアのワインです。
ミアーニ・フリウラーノ 2011をティスティングしました。





ミアーニは創業を1984年にする家族経営のワイナリー。
コッリ・オリエンターリ氏をオーナーとして、畑の所有面積は15ヘクタールほど。
DOCはコッリ オリエンターリ デル フリウリDOC。

イタリアのカルトワインともいわれ特に赤ワインは神の雫でも取り上げられた影響で在庫は希薄。
実際、「フィリプ」という赤ワインは3万円近い価格での販売がされています。

今回は白のフリウラーノ。名前の通り、フリウラーノ種で作られています。

過去にビアンコという名称でリリースしていたコルノ・ディ・ロザッツォとブットリオ両区画の若樹の畑のブドウを使用しているようです。
除硬はせず、房ごとゆっくりとプレス。ステンレスタンクで1日デブルバージュ(醗酵前の果汁をより清澄させるため、絞った果汁を低温でおき、上澄みをつかう)。バリックでアルコール発酵。マロラティック発酵はなし。バリック10ヶ月(新樽20%)熟成。年産は3,000本以下とのこと。



この記事では、タカムラワイン&コーヒーさんでのワインの試飲の機械「エノマティック」にて試飲をしています。

別途試飲の機械専用のカードが500円/枚をレジで購入し、金額をチャージするスタイルです。
一度購入すれば、1,000円単位で
ICカードのように繰り返し金額がチャージできます(他店併用不可)

店舗の場所と、現状の試飲リスト・金額は以下からご確認ください
TAKAMURA Wine & Coffee Roasters

※掲載されている試飲可能な銘柄は、更新されていたりされていなかったりします。
あくまでも大まかな目安としてご参考いただくのが良いかと思います




■ミアーニ フリウラーノ 2015
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香りは白い花やレモン、せっけんなどを思わせる清涼な香り立ちがあります。
梨を思わせるような白系の果実のほか、果皮を思わせる若干グリーンな要素など。

香り立ちだけ切り取ると、仏のコンドリュー的な印象があります。


味わいは梨やライチを思わせる白系の果実、レモンのような柑橘、白い花のイメージ。
やはり石けんのような、若干ワクシーな、もしくは石灰的な印象があります。
華やかな果実みがあり、口当たりはソフトです。


余韻はやや短く、白い花のような香りや収縮するアルコール感があります。


さて、タッチはソフトで荒々しくなく、石けんやレモン、白い花や果実、など、清楚な印象の香り立ちがあります。
香りの感じで言うと、E.ギガルなどのコンドリューラドリアーヌの香りに近い印象です。

過去記事:WA99点 E.ギガル コンドリュー・ラ・ドリアーヌ 2015をテイスティング

味わいに関しては、苦味のタッチがソフトに抑えられています。
それゆえ、はるかにやわらかで近寄りやすいと言う点が魅力であるなと思いました。


1万円クラスのワインですが、極めて女性的で柔らかなタッチだなと思いました。
以前フリウラーノ・ブリというワイン(これは樹齢が50-80年と一気に高いです)は逆にコーンやトロピカルな印象がありましたので、15年ヴィンテージということですから、このフリウラーノも熟成させることで表情が変わってくるのかもしれません。

現時点でも良い印象のワインでした。



フリウラーノ[2015]ミアーニ(白ワイン)[Y][S]



試飲したタカムラさんの実店舗はこちら
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