イギリスのスパークリングワインです。
ハッシュ・ヒース・エステイト バルフォー 1503 ロゼ ドライ NVをテイスティングしました。

場所はモトックスさんの試飲会です。

ハッシュ・ヒース・エステイトは、イギリスのケント州に位置するエステイト。
その中でも、2010年設立のワイナリーということでいわゆる新生ワイナリーです。

オーナーはリチャート・バルフォー・リン氏。元実業家の経歴をもちます。
ワイン名に採用されている「1503」はエステイトがある別邸(マナーハウス)が建てられた年に由来。
ワイナリー自体は、ロゼ泡を主としたエステイトとして、イギリスの先駆け的な位置づけにあるとのことですが、
近年スティルワインも手掛け始めたとのことです。

ワイナリーの詳細はモトックスさんの公式ページもご覧ください
参考:ハッシュ・ヒース・エステイト|ワインのあるライフスタイル もっと!ワイン

発酵はステンレス・タンクにてマロ・ラクティック発酵。デゴルジュマン(澱引き)までの瓶内熟成は15カ月。


■ハッシュ・ヒース・エステイト バルフォー 1503 ロゼ ドライ NV
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輸入元価格は6,000円。ピノ・ノワール 55%、シャルドネ 40%、ピノ・ムニエ 5%のブレンド。

香りはクリームを思わせるミルキーな要素、ブランデーのような幾分のオイリーさ、グレープフルーツを思わせる苦みを帯びた柑橘。
そして、香りの奥にいちごのような赤系ベリーのフレッシュさがあります。


味わいはブランデー的なビターな要素があり、
またマヨネーズを思わせるミルキーさと酸、塩気が混在した印象。
いちごやあんこのような香り立ちがあります。

特にアフターにかけていちごやあんこのような味わいが残り、
ブランデーやチョコ的な要素と相まってチロルチョコみたいな風合いがありますね。

フレッシュな酸と幾分の甘み。
パンのような発酵したイメージは感じ取れませんでしたが、良くまとまっていると思います。


こちらは過去に試飲した時は大変感銘をうけた1本です。
今回は以前よりはあまり響きませんでした。
以前はもっと赤系のベリーやあんこのようなニュアンスが主張的で、
穏やかでチャーミングな印象だったと記憶しています。

この日は割とブランデーを思わせるようなビターさが前に立っていて、
フレッシュさよりはクリーミーな印象を受けました。


ブランデーっぽい要素が今のところ私自身が苦手という点と、
通常のスティル以上にスパークリングは良し悪しが何とも私の中で定まっていないこともあり、
以前ほどでは…という感想を持ちました。

ブリティッシュワインであまり情報もないことから、気になる存在であることは変わりません。今後も機会を見つけて当たっていきたいと思います。



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うきうきさんの4千円後半くらいの価格だと納得感あります。


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